オオクワガタ用産卵木販売
ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ飼育奮闘記 オオクワガタ等産卵木販売ヤマモファーム
ローゼンベルグ オオゴンオニクワガタ

 3度目挑戦ローゼン飼育

04/6月上旬
オス2、メス3頭にてローゼンベルグオウゴンオニクワガタなる
クワガタ虫を成虫飼育、採卵、幼虫飼育と段階をへて
成虫へと羽化させようと奮闘、葛藤、涙有り、笑い有り、
頷き有りと泣いた笑った喜怒哀楽の世界へと
僕をのめり込ませたクワガタ虫をご紹介いたします。


 オウゴンオニクワガタの仲間でジャワ島中部〜南部にかけ
生息し、最大80ミリ超に生育する大型オウゴンオニクワガタ
です。
 Allotopus Rosenbergi

Allotopus Rosenbergi
 トゥトゥップという大樹に生息し、幼虫は朽ちた部分や倒木などに生息しております。
近年はトゥトゥップを伐採して、人為的に倒木を造り熱帯雨林の自然を利用し朽木を造ります。
倒木の朽ちた部分へローゼン♀に産卵させ人工的な幼虫採り、又成虫にして採取しています。
又、民家の片隅に伐採してきた樹木を重ねて置き、材飼育などを行っております。
今では採集圧が厳しくなかなか取れない為このような人為的採集や半ブリード固体が多く日本や他国へ
愉出、出荷されています。姿はオウゴンオニクワガタと云われる様に黄金色をしており水分が多いいと
黒こげ茶色に成ります。昼向性の為か光を当てると直ぐに羽をひろげ飛び立とうとします。
繁殖意欲旺盛で常にオスはメスを追廻て居る姿が見受けられます。
寿命は余り長いようには思えません。なので繁殖意欲が強いのでしょう。
半天然固体での入荷が多い。
 
難航不落な奴
 02年、以前から気に掛けていたローゼンを購入し、飼育を始めました。まだまだ輸入された当初は、
採卵すらまともに出来ず、採卵が出来たとしても幼虫が落ちてしまい難航不落の虫と言われ、
昆虫マニアの間では随分と努力されたブリーダーさんが居られました。
近年では飼育も確立されつつ有り、世間では70ミリを超えるブリード固体も出現している様です。


前回のローゼン繁殖失敗談
 何も解らず意気込んでアンテ産卵風セットを組もうが幼虫回収は3頭足らずでヒマラヤ菌糸ビンに投入し
1ヶ月を経過しても食痕すら見えなく暴いてみると1cm程潜った後、頭を下に3頭全部落ちていました。
世間ではカワラ菌床が良いなどと謳っていたのに屁理屈の自分はヒマラヤ菌糸ビンで育てようなどと
生意気をきらし失敗に終わった苦い経験が有ります。2度目は生体購入後、数日で採卵すら出来ずに
メスが落ちてしまい自分には合わない虫などとボヤいている自分が居ました。
04/6月上旬再挑戦 ローゼン産卵セット開始

産卵セット
           


  


今回は前回の失敗を復習し、自分の拘りを盛り込めつつ
産卵セットを組みました。
中ケースに醗酵マットを10センチくらい引き圧縮し、
マットの上に柔らかめコナラ産卵木8センチ2本と
縦に割った直径25センチほどの柔かめ天然カワラ茸材
を置きふんわりとマットで被いました。
成虫♂2、♀3を放して完成です。


飼育温度は23℃にて管理 

セット後1ヶ月半程経過

 前回は1ヵ月後割り出しにて随分と小さな1令幼虫を割り出てしまい死に
追い遣ってしまった経験からか2令幼虫にて割り出しを心掛けました。
かなり体力、餌に適応できるのではないかと思います。
ローゼン♀が産卵材を齧り削りカスが見えます。又、マットにも産みつけ
ケージ側面より幼虫が見え隠れする様に成りました。

柔らか目クヌギ白カワラ茸材

  産卵行動
    ローゼンのメスはマット、産卵材にも産卵いたします。
   マット産卵時には、ケージときつく詰め込んだマットの側面に
   産卵します。マットに卵の2回りの大きさの産卵床を築き、
   その中に産卵いたします。

    ローゼンの卵は国産オオクワなどと比べ1回り大きく
   水分を吸うと更に3回り程大きくなります。
   卵の色は産卵時、乳白色だった卵が黄ばんで行き
   更には黄緑色がかった卵色に変身します。
コナラ産卵木中のローゼン2令幼虫
 
  コナラ産卵木

   柔らかめコナラ産卵木を2本ほどカワラ材の下へ潜らせてどのような産卵行動、
  変化、を観察しつつ更に産卵木への水分の違いによりどのような行動を
  取り入れるか試みる事にしました。コナラ産卵木の柔らか目はスポンジ状までは
  行きませんが持って軽い、爪が軽く刺さる物を選択しました。
  案の定コナラ産卵木にも産卵しました。水分多めな産卵木は熱帯雨林の自然に
  近いのか思っていた以上に成果が有りました。柔らか目産卵木なので30分程
  水槽で加水し、1時間ほど水切りをしました。前回の産卵木はアンテに近い状態
  だった為、加湿ぎみでは有りませんでした。もう一方の産卵木は国産オオセットなら
  30分のところ10分たらずで水槽から取り上げ15分ほど水切り後セットいたしました。
  マットの水分量はギュッと握ってダマが崩れない程度で使用しました。 

 
 天然クヌギカワラ茸材
   クヌギカワラ茸材は柔らかめのものをチョイスしました。
  これは前回同様に少し失敗を恐れた為、国産オオクワ用の固目材を
  選択しましませんでした。また、ローゼンは材に潜ると材中の側面を
  マット状にして自分の持つ分泌液?バクテリア?を織り交ぜて
  産座を造り産卵行動を起こします。こうする事により雑菌から卵を守り、
  腐敗から遠ざけるのでしょうか。
  樹皮を剥ぎ、潜り易いようにドリルで20φの穴を開け加水時間は30分間、
  水切りは1時間しました。幼虫採取はもう最高です。
  なんだか自信が出てきた様な錯覚を覚え有頂天に成りつつある自分が居ました。 

幼虫採取結果


半天然固体2♂、3♀使用×2回産卵セット

  幼虫採取結果                04.7/21〜9/9
判別不可 合計
 9 4 8頭 0個 21頭
 
 1本目は全てPP800ボトルに投入
 2本目より♂はPP1400ボトル、♀はPP800ボトルに投入

  カワラ茸菌は水分を外へ外へと追い出す性質が有る為、
 ヒラタケ菌より水分量を多めに造りました。こうする事によって             
 次回ボトル交換までの水分量を補います。
 少なめではカラカラになり、多めでは持ちが悪く蓋の内側に
 沢山の水滴が付きます。勿論、オガに拘り抜いた絶品で、
 添加量は3〜5パーセント以内です。
 又、ローゼンには少し寝かした菌糸ボトルを使用しております。
菌糸交換   10月25日 
カワラ茸菌糸ボトルの交換をしました。
ローゼン♂3令幼虫

 幼虫はすくすくと育って♂17g前後にまで成育していました。
なかにはボトル内を徘徊する幼虫もいます。
投入後、1ヶ月を過ぎてから暴れる者は蛹室を造り、
底へ落ち着いた幼虫は日々大きく成長しています。

※やはり環境を整えられずに嫌がった幼虫郡は大きく成れない様です。
 居場所を探し回った結果痩せ細り、中には環境に適さず結果
 加齢を早め蛹室を造る様に思います。
  
  ヒラタケ菌糸ボトル
への試み
ヒラタケ菌糸

 世間ではカワラ茸菌糸ビンでの飼育が成功を成し遂げている中またまた
へそ曲がりな筆者は高温型ヒラタケ菌糸ボトルへの投入を試みました。
なぜなら前回ではヒマラヤ茸(オオヒラ)での失敗から更なる飛躍を夢に
天然固体80ミリを超えてみたい〜!と一途に思い抱く事から何でも
挑戦しなくては成らないと判断したからです。

結果
 投入当初は落ち着いていた幼虫が、突然ボトル内をグルグルと暴れ回り
菌糸を掻き混ぜオガを食する事をせずに夢中に成って運動した結果
痩せた者、蛹室を造り出す者が居りやはりカワラ茸菌糸がローゼンには
適している様です。中には2令より加齢が出来ないでいる幼虫も居り
死には至りませんでしたが大きくなれずに居ます。

    蛹室から蛹へ

 カワラ菌糸ボトルに投入後落ち着いて
食していた幼虫でしたが蛹室を造って
しまいました。
前蛹
カワラ菌糸ボトルでの♀の前蛹

 蛹室は底の部分へ造ってしまいましたが
オスとくらべメスでは意外と蛹化不全や
羽化不全等が出にくい様に思います。
 この蛹は底の部分より少し上部に
蛹室を造りました。これなら羽化不全等
心配は無いでしょう。
ただ心配なのはカワラ茸菌糸なので
作成当初、水分が大目ですが、
水分が低下していれば良いですね!
水分追い出し作用が強目な菌糸
ですので心配は無用かな?
蛹化
 早めの蛹化でしたのでサイズ的には
小さめな成虫が羽化してきそうです。
まだまだ菌糸が残っており
もう少し食したならばもっと大きく育って
いたでしょう。 )^^;

蛹化後1週間経った蛹です。
眼球部分が黒く色づいてきました。

約20日後羽化予定。

ローゼン蛹
撮影の為、露天堀しています。

  ついにローゼン♀が羽化

 05/01/03
 ローゼン オオゴンオニ♀が羽化
いたしました。まだまだ足取りが
覚束ない様で屈伸運動をしながら
空気、体液を送り続けます。
数十分後には羽を綺麗に伸ばし
畳んでは伸ばし畳んでは伸ばし
数日後にはお尻、羽も綺麗に
収まるでしょう。
 
羽化したてのローゼン♀
ローゼン♀新成虫
 国産オオクワなどと色合いを比べると
羽化当初から色合いが多少異なりますね!
上翅が明るく鮮やかな色合いをしています。
黒色と黄金色との違いでしょうか、熱帯雨林に
生息している為、紫外線や熱さを遮る為に
この様な体色をしているのでしょう。
その昔、国産オオクワなどは逆に太陽の光、
熱を十分に取り入れる為に黒色に成った
と云われています。緯度や環境が異なると
こうも風変わりしてくるんですね!

   オスも前蛹→蛹化
 
 ♀に次いでローゼンオオゴンオニ♂が前蛹化しました。待ちに待った蛹です、やはり25℃を避け22〜23℃設定で
も早くに蛹化してきました。
♂♀同場所にて管理していましたが、あまり♂♀の羽化時期がずれる事は無いように思われます。
ただ大きい♂を狙うならばもっと温度領
    
  露天掘り

 はやる気持ちを抑えることが出来ずに
露天掘りをしてしまいました。
もう一つの理由はカワラ茸菌糸のボトルは
日柄が経つと上部蓋付近がやたら乾燥しカチカチになりボトル内部の酸素量又水分蒸発量が減少化傾向する様に思われ実施しました。
域を下げなければいけませんね!

 カワラ茸菌糸ボトルを暴くと愛らしい
容姿のローゼン蛹が顔を出しました。
ローゼン♂蛹
 ボトル内部は程よい湿度で満たされており
翌日にはカワラ茸菌糸が蔓延ってきました。
凄い生命力ですね!
(自然の立ち枯れ、倒木などに蔓延るカワラ茸
は湿度が有ると勢い良くピーンとしていますが
乾燥するとパキパキに乾燥し、また雨などで
水分を補うと元の元気な姿に戻ります。)

   羽化間近かの蛹郡


 02/21カワラ菌糸ボトルから蛹郡を
掘り出してみました。ボトルの殆んどが
蛹化しており一月前より♀の羽化がちらほら
見受けれる様に成りました。♂も10日後には
羽化の兆しが見られる蛹が有ります。
やはりローゼンオオゴンオニは♂♀の
羽化時期が揃うように見受けられます。
  オスの蛹郡
オアシスにて人口蛹室を造ってみました
  人口蛹室
  メスの蛹郡
ローゼン♀蛹
右端の蛹が変ですね?
 ローゼン♀成虫
ローゼン♀成虫郡
 02/21現在♀6頭羽化
 
 ※メスの蛹郡の画像右端に位置する蛹が変ですね?他の蛹に比べ色、艶が異なり腹部分がパンパンに膨れ
上がり寸胴の様に見えます。もしかしたら?落ちてしまうかも?
飼育している虫達の都合上ローゼンの飼育温度を18〜20℃設定にしたのが悪かったのではないでしょうか?
人口蛹室に移し換えた固体たちは22℃の温度領域に移し変えてみました。
蛹の変色、変化を見守りたいと思います。
ローゼンシ♂新成虫と蛹
ローゼン蛹と新成虫
ローゼンベルグオオゴンオニクワガタ♂
ローゼン♂新成虫

羽化ほやほやローゼン

足踏みを繰り返す♂

ローゼンベルグオオゴンオニ♂が羽化
 
 02/25待望のローゼンベルグオオゴンオニ♂が羽化
しました。人工蛹室に移された蛹は乳白色から薄黄土色に
染まり尻部のイルカの尻尾に似た突起でクルクルと上手に
回転していたと思うと数日後には手足が蛹内部に確認出来る
様に成りました。 
 近づいて良く見るとフセツ部分が小刻みに動く姿が確認
できます。そろそろ羽化の前兆でしょうか?蛹化後25日が
過ぎた頃です。蛹の皮膜にシワが現れ2日後、虫部屋に
行くとうつ伏せに成った状態の蛹がいました。
 

羽化が始まりました

F1ローゼン新成虫ペア
 よく見ると前胸の背面に縦に亀裂が入っていました。
急様カメラ片手に写真を撮り神秘的な脱皮羽化シーンを
ライヴで見る事が出来ました。
20分位の短時間で大よその脱皮行動は
終わり数時間かけて前進運動やジタバタと屈伸運動をし、
大顎を下に向けたままで足の皮膜など脱ぎ捨てて
約2時間後綺麗に殻を脱ぎ捨てていました。
乳白色の上翅が綺麗に伸びたり畳んだり足踏みしたりで
休む暇も無く動く姿がなんとも神秘的で羽化に携わる者の
特権でしょうか。
暫らくして覗くと今度は畳んで有った大顎を持ち上げて
いました。背を目いっぱい伸ばして頭部大顎を持ち上げた
に違いありません。
             画像は05/02/25・18:00〜02/26・8:00に撮影
ローゼン♂の羽化
      人工蛹室中のローゼン♂羽化シーン

やはり羽化不全
 02/21カワラ菌糸ボトルから蛹郡を掘り出した際♀1頭が腹部が太り
他の蛹と比べパンパンに膨れ上り尻尾をクリクリと動かす事の出来ない蛹
が居りました。当初は2〜3日もすれば通常のギザギザした締まった腹部に
戻ると思って居りましたが数週間してもパンパンに膨れ上がった状態でした。

右端の蛹     ↑
羽化不全♀成虫
羽化不全♀成虫
 20日を過ぎてもいっこうに腹部の締まりが無くアザラシの様な
蛹で03/12日羽化が始まりました。当然五体満足に羽化する
事も無く羽パカ、腹部が露出した羽化不全の成虫が羽化して
しまいました。腹部が重いせいか壁に寄りかかった様なポーズを
見せジタバタ落ち着きが無いように思えました。おかげで
上翅は付け根から折れ曲がるかの様に開いたままで閉じる
事は有りませんでした。中翅は捩じれる様に折れ曲がり
畳みしまう事などは有りませんでした。腹部を露出している
為か5日後には他界してしまいました。
変化の対応、対策、状態の変更、細かな事柄までも記帳し、動作を見逃さずプランを遂行ようと思います。
 飼育結果は随時更新しつつローゼンの生態に迫り何時か天然固体80ミリを超えてみたい。

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